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6年生へ

答えを教えてもらって、100点をとって意味があるか?
勝ち方を教えられて、優勝したら満足か?

エルピスSAの考え方に眉をひそめる人も多々おられるのを承知で、ささやかな反骨心を持って
今年度も活動してきました。
コロナ禍で最後が少し残念な終わり方にはなってしまいましたが、一年間よく頑張りました。
卒業おめでとう!

君たちがよく知っている通り、個々のレベルやチームの成熟度、考え方の浸透は年間を通じて
高まってきて、戦績としても良い結果が残せました。
ディフェンスラインでのボール回しや裏を狙ったスルーパスなど、『サッカーらしい』プレーも
できるようになりました。

東温ライオンズ、堀江招待、三豊杯、宿毛杯、リレーマラソン・・・

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チームの考え方はあっても、個人の考え方もある。
馬を水場に連れて行っても、無理やり飲ませることはできません。
10人いたら馬が合うけど水は合わない、またはその逆も当然あるわけで、同じ方向に
進む難しさ、我慢しなければいけないつらさも感じたことでしょう。

もしかしたら、嫌なことのほうが多かった、そう思いながら卒業していった子もいるかもしれません。
今年も全体を見れば上々の出来と言えますが、日々のスクールや数々の試合で常に100点満点
ということはあり得ず、後悔の念はみんな持っているはずです。

そのようなことも含めて、君たちが小学生の6年間、またはその一部においてエルピスSAに所属して
いたということは一生付いてきます。
『エルピスSAには入っていませんでした』
『新沢コーチなんて知りません』
口ではそう言えても、事実は消えません。
このことを、これからの踏み台にしていくのか、足かせにしてしまうのかは君たちの考え方に
かかってきます。コーチたちは君たちをいつまでも応援しています。

まだ10数年しか生きていないと経験がないかもしれませんが、『今生(こんじょう)の別れ』という言葉が
あります。
卒業するにあたり、この言葉ほど大それたものではないものの、エルピスSAの同級生が再び全員で
集うことはおそらくないでしょう。
しかも、全員でひとつのボールを追いかけることは、それこそ一生ありません。
この4月から君たちはそれぞれの道を歩んでいくことになり、サッカーを続けないという選択肢も
あるでしょう。
LINEでつながることはできても、人生の岐路とはそういうことだと経験を積んだら
理解できるはずです。

もう一つ、みんなが分かっているけどあえてここで伝えておくことは、キャプテンの存在です。
君たちが一つにまとまれたのも、試合に集中できたのも、大きな不平不満が出なかったのも
全部キャプテンなしには語れないほど、陰に日なたに、気を効かせてよく働いてくれました。
命令口調ではなく、あいつの言うことなら仕方ないかと思わせる雰囲気と、一を聞いて
十を知る理解力で君たちを助けてくれた功績は誰もが認めるところです。
今年度もチーム活動は、キャプテンなしには成し遂げられませんでした。
キャプテン、お疲れ様。ありがとう。

コーチの役割は、フェイントを教えることや戦術の指示ではなく、ただそこにいること。
何も言わなくても、能力のある選手の集まりであるチームは、それ自体が意思を持っている
かのように、自ら考えて、自ら動き、問題を解決する。
試合中にコート横で指示を出し続けている他のチームの指導者を見たことがあるはずです。
テスト中に答えを教えている?掛け声なしでも選手は動きます。
エルピスSAでは、『サッカーを教える』という意図はなく、ここでサッカーをしようぜという
『場の提供』『環境の整備』をしています。
その意味で、今年のスタッフ陣は何もせずに見ている、はたから見るとぼんやりしている
時間が多く、理想的なチームの仕上がり具合ととらえてさしつかえなかったと思います。
これもまたキャプテンの献身ぶりと、みんなの理解によるものです。

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3月28日(土)のウェルピアスクール後に、コーチから記念品を渡します。
今年度に勝ち取ったトロフィー、賞状も渡します。

学校が休みになってからは、スクールに卒業生がひんぱんに遊びに来てくれています。
彼らは生徒やスクール生ではなく、コーチの友達です。
君たちも4月からは、友達の仲間入りです。

数年後、愛媛マラソンで一緒に走れたら最高だ!
並走しよう。競り合おう。
これからの長い道のりの中で、中学時代は急坂が待ち受けていますが、
走り続ける君たちを応援しています!

(新沢)

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