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ボストンマラソン(バーチャル)

本来ならば4月20日に開催されるはずだった124回ボストンマラソンは9月14日に延期になったものの、
やはりコロナには勝てずに仮想大会として催されることになりました。
4月に予約し直した航空券とホテル代は、こういう状況なので手数料差し引きで返ってはきます。
ただし、航空券は次回旅行時の金券として。やり方せこくないか?

自分で日時とコースを決めて記録を提出したら、ボストンマラソンの完走証がもらえるとのこと。
普段の練習では30㌔が限度だけど、頑張ってやってみるか。
1週間前からアルコールとカフェイン断ち。
暑さにかこつけて、追い込み練習はせずに本番へ。

Y作 『コーチ、今回はどれくらいで走れるんですか?』
新 『4時間と思っていたけど、3時間半かな』
Y作 『やっぱり3時間切りは無理なんですね!』
新 『この時期だし、バーチャルだからな』

苦しい言い訳ですが、仕方がない。
涼しい時期に、交通整理をしてもらって、給水テーブルを用意してもらって、号砲を鳴らしてもらって、
なおかつ声援をかけてもらったら・・・。
全部ないときの記録が本当の実力。おいY作、3時間半は切って見せてやる!

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練習では着ないエルピスSAの勝負服。
朝5時起きで、餅とカステラをたらふく食べ、『負けないで』を聴いて、7時にスタート。
3時間半は㌔5分ペース。ハーフ地点までは何のことはない、正確無比のペース配分で通過。
気温23度ですでに短パンまで汗だく。
散歩のおばちゃんや自転車のお兄さんとあいさつを交わして、アドレナリンとエンドルフィンを放出。
緑地公園で偶然、ルイパパに遭遇。パワーをもらいました。

長らくマラソンでは早めにこまめに給水をすることが欠かせないと言われてきましたが、
これは飲料メーカーの策略によるもので、本当はのどが乾いたら少し飲む程度で構わない、
というのが正しい知識として普及しつつあるようです。
しかも、人工甘味料では脳は反応してくれないとのこと。
そうだとすると、自販機では一択のポカリで給水。(他は大概スクラロースなどで味付けしている)
走りながら飲むけど、河川敷コースにはごみ箱ってないものですねえ。
ペットボトルは家まで持ち帰りました。
汗を2リットルかいて、500ml補給。

30㌔過ぎでペースが落ちて、カフェイン入りジェルでエネルギーをチャージ。
効果てきめんでしたが、川上に向かって高度が上がっていくと5分ペースが維持できなくなってきました。
村上春樹が書いていました。
『少なくとも最後まで歩かなかった』
う~ん、かっこいい。これで行こう。
3時間半は難しくなったけど、『完走』しよう。
最高高度の175m地点で折り返して最後の5㌔は下りです。
無情にも時計は30分を超えて刻み続けます。
誰もいない自宅近くの公園脇でゴール。記録は3時間37分。

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マラソンという個人競技でさえ、こんなもの。
仲間の力、周りのサポートのありがたさがよく分かります。
実力を思い知りましたが、しんどい練習をたくさんして、次はいつになるかわかりませんが、
大会に出場するときにはもっといい記録が出せるようにします。
Y作に『やっぱり』と言われないように。

9月22日のリレマラには三葉スクールの銀輪の貴公子も参戦予定です。
乞うご期待!

(新沢)

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