ファルトレク&ララヒッパリ
- 2020/12/21
- 19:43
走る練習は簡単に言うと、速いか遅いか、長いか短いか、しかありません。
しかも速ければ短いし、遅ければ長いと相場が決まっているので、実に分かりやすいものです。
そんな単調な練習に変化を付けるべくスウェーデン人が考え出したのが『ファルトレク』、英語だと
『スピードプレー』です。速くと遅くを繰り返しながら、色々なところを走り、持久力とスピード、バランス、
本番での対応力などを鍛えられる練習方法です。
欧米人への劣等感からか、カタカナ言葉だとありがたく感じてしまいますが何のことはない、ただの
『自由走』です。子供が遊ぶように、どこを走るか、どうやって走るか気の赴くままに。何かを見つけたら
そこまでダッシュ、疲れたらゆっくりと自由に走ろう。
ちなみにインターバルは『間欠走』、トレイルランは『山道走』、タイムトライアルは『計測走』、意味は
漢字でも十分伝わります。
12月7日のランニングクラブは4年生のM君が家で一生懸命に作ってきたメニューでいい練習ができました。
翌週14日は、『いいからオレに付いて来い』でスタート、スピードの変化、階段、小刻みなカーブ。
『コーチ、めちゃめちゃ楽しいですっ!!』、Y作はキャーキャー言いながら走っています。
走りの才能はもちろんのこと、こういう反応ができる才能もつぶしてしまうことのないよう、
留意したいものです。この日のメニューをこなせた君たちは、高校の陸上部に入り、『今日はファルトレクを
します』と聞いたときに、前向きな気持ちで取り組めることでしょう。
21日は『ララヒッパリ』。『コーチ、ロープで車を引っ張るんですか?』とM村君。走力とともに想像力も成長しています。
イメージとしては、下校中に友達と小石を蹴りながら走る。メキシコの原住民ララムリ族の遊びです。
本場では棒で足にボールを乗せて、『投げる』ようですが、サッカーボーイズたちにはエルピスSA特製の
『ウォーターボール』がふさわしい。不規則な走り、周りに気を配る、仲間と力を合わせる。どうよ、Y作?

『仲間』といえば先日のサッカーの試合でこんな出来事がありました。
珍しく遅刻をしてきた子がいて『残念だけど、今日は試合には出られません』と告げて、残りのメンバーで
当日のスケジュールを半分ほどこなしたころです。
2年生のK君が寄ってきて『コーチ、あの子も反省しているみたいだから、出してあげてください』と
言ってきました。エルピスSAでは時間に関してはかなり厳しく指導しています。『過ぎたるは及ば
ざるがごとし』という言葉がありますが、例えばサッカーのパスならば、トラップのしやすい調度いい
スピードというものがあります。速すぎるパスでトラップミスになる、遅すぎるパスで相手にカットされる、
どちらも悪いパスですが、意図を持ってプレーをしている、ボールが動いている、次の対応ができる
という意味においては評価ができます。チームにとって不利になるマイナスの評価だったにしても。
『調度いい』の両サイドのドアは少しだけ開いています。
しかし時間に関しては、片方のドアは全開、もう一方は完全に閉じられてカギがかかっています。
7時半集合で、6時でも5時でも何時に来ても構わないけど、到着が『7時38分』になってしまいました。
これは評価の対象にもならない、『ゼロ』。電車はもう出発してしまいました。
『遅刻は絶対にダメ。試合には出られないという約束でしょ。これで試合に出たら、二重に約束を破ることに
なっちゃうんじゃないか?』
『でも、せっかく来たんですから。だいぶ反省したみたいだし、もう遅れないと思います』
いつになく丁寧な言葉づかい。1,2試合目の結果やチーム力など余計なことを言わずに仲間を気遣う2年生、
魔法の言葉でカギを開けてしまいました。力を合わせるための仲間がやっと全員揃いました。

ララヒッパリは、漢字で表すと・・・、『蹴団走』?
最後に最高の動画を紹介します。ブラジル体操はサッカー向けですが、これはランニング向け。
『エチオピアン ダンス』

背筋の伸び、リズムの速さ、豪快な足音と軽いステップ。走りの要素満載です。
ファルトレク、ララヒッパリ、エチオピアンダンス・・・。
2021年もランニングクラブで楽しい練習をしていきましょう。
12月28日(月)、17~18時でランニングクラブ行います。
サッカーはお休みに入りますので、普段来られない人はぜひ参加してみてください。
1月3日(日) 2021走り初めを行います。
城山公園美術館前集合。10時開始、12時まで。
公園内をゆっくりペースで1時間、疲れた人は適宜休憩を取ってください。
給水⇒エチオピアンダンス⇒松山城、年明けを盛り上げましょう。
(新沢)
しかも速ければ短いし、遅ければ長いと相場が決まっているので、実に分かりやすいものです。
そんな単調な練習に変化を付けるべくスウェーデン人が考え出したのが『ファルトレク』、英語だと
『スピードプレー』です。速くと遅くを繰り返しながら、色々なところを走り、持久力とスピード、バランス、
本番での対応力などを鍛えられる練習方法です。
欧米人への劣等感からか、カタカナ言葉だとありがたく感じてしまいますが何のことはない、ただの
『自由走』です。子供が遊ぶように、どこを走るか、どうやって走るか気の赴くままに。何かを見つけたら
そこまでダッシュ、疲れたらゆっくりと自由に走ろう。
ちなみにインターバルは『間欠走』、トレイルランは『山道走』、タイムトライアルは『計測走』、意味は
漢字でも十分伝わります。
12月7日のランニングクラブは4年生のM君が家で一生懸命に作ってきたメニューでいい練習ができました。
翌週14日は、『いいからオレに付いて来い』でスタート、スピードの変化、階段、小刻みなカーブ。
『コーチ、めちゃめちゃ楽しいですっ!!』、Y作はキャーキャー言いながら走っています。
走りの才能はもちろんのこと、こういう反応ができる才能もつぶしてしまうことのないよう、
留意したいものです。この日のメニューをこなせた君たちは、高校の陸上部に入り、『今日はファルトレクを
します』と聞いたときに、前向きな気持ちで取り組めることでしょう。
21日は『ララヒッパリ』。『コーチ、ロープで車を引っ張るんですか?』とM村君。走力とともに想像力も成長しています。
イメージとしては、下校中に友達と小石を蹴りながら走る。メキシコの原住民ララムリ族の遊びです。
本場では棒で足にボールを乗せて、『投げる』ようですが、サッカーボーイズたちにはエルピスSA特製の
『ウォーターボール』がふさわしい。不規則な走り、周りに気を配る、仲間と力を合わせる。どうよ、Y作?

『仲間』といえば先日のサッカーの試合でこんな出来事がありました。
珍しく遅刻をしてきた子がいて『残念だけど、今日は試合には出られません』と告げて、残りのメンバーで
当日のスケジュールを半分ほどこなしたころです。
2年生のK君が寄ってきて『コーチ、あの子も反省しているみたいだから、出してあげてください』と
言ってきました。エルピスSAでは時間に関してはかなり厳しく指導しています。『過ぎたるは及ば
ざるがごとし』という言葉がありますが、例えばサッカーのパスならば、トラップのしやすい調度いい
スピードというものがあります。速すぎるパスでトラップミスになる、遅すぎるパスで相手にカットされる、
どちらも悪いパスですが、意図を持ってプレーをしている、ボールが動いている、次の対応ができる
という意味においては評価ができます。チームにとって不利になるマイナスの評価だったにしても。
『調度いい』の両サイドのドアは少しだけ開いています。
しかし時間に関しては、片方のドアは全開、もう一方は完全に閉じられてカギがかかっています。
7時半集合で、6時でも5時でも何時に来ても構わないけど、到着が『7時38分』になってしまいました。
これは評価の対象にもならない、『ゼロ』。電車はもう出発してしまいました。
『遅刻は絶対にダメ。試合には出られないという約束でしょ。これで試合に出たら、二重に約束を破ることに
なっちゃうんじゃないか?』
『でも、せっかく来たんですから。だいぶ反省したみたいだし、もう遅れないと思います』
いつになく丁寧な言葉づかい。1,2試合目の結果やチーム力など余計なことを言わずに仲間を気遣う2年生、
魔法の言葉でカギを開けてしまいました。力を合わせるための仲間がやっと全員揃いました。

ララヒッパリは、漢字で表すと・・・、『蹴団走』?
最後に最高の動画を紹介します。ブラジル体操はサッカー向けですが、これはランニング向け。
『エチオピアン ダンス』

背筋の伸び、リズムの速さ、豪快な足音と軽いステップ。走りの要素満載です。
ファルトレク、ララヒッパリ、エチオピアンダンス・・・。
2021年もランニングクラブで楽しい練習をしていきましょう。
12月28日(月)、17~18時でランニングクラブ行います。
サッカーはお休みに入りますので、普段来られない人はぜひ参加してみてください。
1月3日(日) 2021走り初めを行います。
城山公園美術館前集合。10時開始、12時まで。
公園内をゆっくりペースで1時間、疲れた人は適宜休憩を取ってください。
給水⇒エチオピアンダンス⇒松山城、年明けを盛り上げましょう。
(新沢)