卒業記念 興居島マラニック
- 2021/03/14
- 16:48
その昔、エルピスSAのモテ男はお父さんとお返しの手作りチョコを作るのが、毎年の恒例行事と
言っていました。顔立ちもさることながら、『優しさ』がもらえるチョコ数のバロメーターのような気がします。
しかし、優しさと甘さは紙一重、席を譲ったり荷物を持ってあげるのですら、常に相手のためになること
とは限りません。優しさを厳しさで表現するのは、教育の常套手段。
このたびコロナ禍に卒業する6年生にできる我々の最大限の優しさは、15㌔の急坂の多い興居島ジェットコースター
コースを走り切れるようにサポートすること。卒業旅行で行く予定だった、ディズニーランドのビッグサンダー
マウンテンよりも高い満足感を目指して・・・。

『別れ』とか『最後』などのマイナスの要素を含んだ言葉よりも、『卒業』というのは未来への期待も感じさせる
前向きな言葉であり、断捨離をするのでも「この服はもう卒業」というと楽な気持ちで捨てられる、とこないだ
ラジオで言っていました。
今回は『卒業記念 マラニック』。楽しいピクニック、遠足、未来への旅立ち・・・。
ランニングイベント初参加者を含む20名で興居島上陸。7℃、無風、快晴、絶好のコンディションです。
Y作、お前さんとはたぶん数100㌔を一緒に走ったことになるだろう。ブログでの呼び捨てはY作だけ。
一歩一歩を大事に、息づかいを感じながら走ろう。4年生のサポートも頼むぞ!
必要条件となる構成要素が複数ある場合、最小のものに結果が左右される。
算数の点が悪ければ、国語でカバーできる。左サイドバックが弱ければ、センターバックやボランチが
フォローしよう。
しかし、集団走の場合はマイナス要因を他人のプラスではカバーできません。誰かが突出するのではなく、
集団から遅れる者が出ないようにしよう。

最初の4㌔はフラットの海岸線。小休止の後、これから始まる山道に挑む決意表明の円陣。
上り出してすぐはしんどくなるけど、一定のリズムを保てば楽になるポイントが見つかるはずです。
少しの我慢、限界を低めに設定しない、視線は足元、バッグは自分で持ちなさい!
峠からの眺めは最高です。作家の倉本聰が『汗もかかないでいいとこ取りの観光なんて虫が良すぎる』と
書いていましたが、息を切らして、額に汗をにじませる君たちは景色をめでる資格があります。
上からは青く見える海は、砂浜に下りてみると驚くほど高い透明度。
最初は足首までつかります。『うぉ~、冷たいっ!』。
次はヒザまで。みんなの期待が高まる中、出ました!今日のY作の一言、
『コーチ、ズボン脱いでもいいですか?』

少し専門的な話ですが、疲れてくると足が地面についている時間が長くなり、間延びした走りになって
しまいます。一流選手はピッチを上げてスピードを落とさないような技術を持っています。
アクセルペダルを離すタイミングで燃費が変わるように、地面の押し方も、後ろ向きに蹴り出す力は不要です。
あくまでも意識は軽く下に押すだけ、後ろに流れた足は素早く前に戻す感覚が大事です。
ただ走っているだけに見えますが、マラソンにはできるだけ省エネで速く走るためのいろいろな技術が
詰まっています。
ついでに乳酸は疲れの原因物質ではありません。乳酸は力を出すためのエネルギー
であり、パワーとなる前のひとつの段階として一時的に筋肉中の量が増えることがありますが、疲れ度合いと
乳酸量は全く関係がありません。乳酸はポジティブイメージで捉えるべきでしょう。

休憩は堤防に座って、おかし食べ放題。体内のエネルギーとお菓子のエネルギーを素早く力に変換して、
乳酸がたまっていない状態であろう小学生17名、最後の力を振り絞ってラスト3㌔、フラットの海岸線。
カオルコーチははるか後方に落ちて、視界からは消えてしまいました。
今日は15㌔を1時間40分。4年生も意外に行けるものですね。
興居島外周は『走ろうにっぽんプロジェクト』のコースにも選ばれている風光明媚な優良コースです。
今度は恋人峠経由の1周21㌔に挑戦しよう!
思えば、前に古武術にハマっていた時は小学生たちに技を体験してもらい、落語に興味を持った時は
お医者さんで『笑い学会』の枝廣先生に独演会をしてもらったことがありました。
走りが趣味の今は、こどもたちを巻き込んで島を走っている。こんな楽しいこと、幸せなことはありません。
無事にスタートし、無事にゴール。満ち足りたランニング。
卒業記念のコーチからのプレゼント第一弾はこれにて終了。
3月29日(月)は10時集合、離任式出席者は三越屋上へ直接来てください。
解散は18時とします。29日(月)はランニングクラブはお休みとします。
(新沢)
言っていました。顔立ちもさることながら、『優しさ』がもらえるチョコ数のバロメーターのような気がします。
しかし、優しさと甘さは紙一重、席を譲ったり荷物を持ってあげるのですら、常に相手のためになること
とは限りません。優しさを厳しさで表現するのは、教育の常套手段。
このたびコロナ禍に卒業する6年生にできる我々の最大限の優しさは、15㌔の急坂の多い興居島ジェットコースター
コースを走り切れるようにサポートすること。卒業旅行で行く予定だった、ディズニーランドのビッグサンダー
マウンテンよりも高い満足感を目指して・・・。

『別れ』とか『最後』などのマイナスの要素を含んだ言葉よりも、『卒業』というのは未来への期待も感じさせる
前向きな言葉であり、断捨離をするのでも「この服はもう卒業」というと楽な気持ちで捨てられる、とこないだ
ラジオで言っていました。
今回は『卒業記念 マラニック』。楽しいピクニック、遠足、未来への旅立ち・・・。
ランニングイベント初参加者を含む20名で興居島上陸。7℃、無風、快晴、絶好のコンディションです。
Y作、お前さんとはたぶん数100㌔を一緒に走ったことになるだろう。ブログでの呼び捨てはY作だけ。
一歩一歩を大事に、息づかいを感じながら走ろう。4年生のサポートも頼むぞ!
必要条件となる構成要素が複数ある場合、最小のものに結果が左右される。
算数の点が悪ければ、国語でカバーできる。左サイドバックが弱ければ、センターバックやボランチが
フォローしよう。
しかし、集団走の場合はマイナス要因を他人のプラスではカバーできません。誰かが突出するのではなく、
集団から遅れる者が出ないようにしよう。

最初の4㌔はフラットの海岸線。小休止の後、これから始まる山道に挑む決意表明の円陣。
上り出してすぐはしんどくなるけど、一定のリズムを保てば楽になるポイントが見つかるはずです。
少しの我慢、限界を低めに設定しない、視線は足元、バッグは自分で持ちなさい!
峠からの眺めは最高です。作家の倉本聰が『汗もかかないでいいとこ取りの観光なんて虫が良すぎる』と
書いていましたが、息を切らして、額に汗をにじませる君たちは景色をめでる資格があります。
上からは青く見える海は、砂浜に下りてみると驚くほど高い透明度。
最初は足首までつかります。『うぉ~、冷たいっ!』。
次はヒザまで。みんなの期待が高まる中、出ました!今日のY作の一言、
『コーチ、ズボン脱いでもいいですか?』

少し専門的な話ですが、疲れてくると足が地面についている時間が長くなり、間延びした走りになって
しまいます。一流選手はピッチを上げてスピードを落とさないような技術を持っています。
アクセルペダルを離すタイミングで燃費が変わるように、地面の押し方も、後ろ向きに蹴り出す力は不要です。
あくまでも意識は軽く下に押すだけ、後ろに流れた足は素早く前に戻す感覚が大事です。
ただ走っているだけに見えますが、マラソンにはできるだけ省エネで速く走るためのいろいろな技術が
詰まっています。
ついでに乳酸は疲れの原因物質ではありません。乳酸は力を出すためのエネルギー
であり、パワーとなる前のひとつの段階として一時的に筋肉中の量が増えることがありますが、疲れ度合いと
乳酸量は全く関係がありません。乳酸はポジティブイメージで捉えるべきでしょう。

休憩は堤防に座って、おかし食べ放題。体内のエネルギーとお菓子のエネルギーを素早く力に変換して、
乳酸がたまっていない状態であろう小学生17名、最後の力を振り絞ってラスト3㌔、フラットの海岸線。
カオルコーチははるか後方に落ちて、視界からは消えてしまいました。
今日は15㌔を1時間40分。4年生も意外に行けるものですね。
興居島外周は『走ろうにっぽんプロジェクト』のコースにも選ばれている風光明媚な優良コースです。
今度は恋人峠経由の1周21㌔に挑戦しよう!
思えば、前に古武術にハマっていた時は小学生たちに技を体験してもらい、落語に興味を持った時は
お医者さんで『笑い学会』の枝廣先生に独演会をしてもらったことがありました。
走りが趣味の今は、こどもたちを巻き込んで島を走っている。こんな楽しいこと、幸せなことはありません。
無事にスタートし、無事にゴール。満ち足りたランニング。
卒業記念のコーチからのプレゼント第一弾はこれにて終了。
3月29日(月)は10時集合、離任式出席者は三越屋上へ直接来てください。
解散は18時とします。29日(月)はランニングクラブはお休みとします。
(新沢)